葛たま会

「葛たま会」とは、「葛飾たましろの郷後援会」の略です。葛飾区聴力障害者協会と一緒になって、都内唯一のろう重複者の生活就労施設である「たましろの郷」を応援しています。

 

「たましろの郷」は、全国で5番目のろう重複者の生活就労施設として青梅市に開設されました。ろう重複者は、知的障害などほかの障害を併せもった聴覚障害者であり、手話や身振りを中心にコミュニケーションをとっています。したがって、仲間同士では手話で語り合えても、一般の施設では孤立する心配があります。そこで、ろう重複のわが子が学校を卒業した後に通う場所を心配した親が結束し、聴覚障害者と手話関係者と共に30年以上の粘り強い取り組みを進めた結果、2002年に長年の夢が実現しました。建設のために多くの人から寄付金が集まりましたが、最終的に不足した2億円近い自己資金は借入金で賄うこととなり、毎年1千万円近い大金を20年間かけて返済することとなりました。

 

葛たま会は「たましろの郷後援会」の構成団体のひとつとして、この施設整備の借入金返済のための財政支援とろう重複者理解のための啓発活動に取り組んでいます。

 

葛たま会は、毎月1回、各支部の委員2名ずつと葛聴協の委員とが集まって、葛飾としての活動を話し合う委員会を行っています。そして、葛たま会がリードして下記の取り組みを行っています。

 

「たましろの郷」の啓蒙のために:

  • 学習会と講演会(施設関係者、仲間と家族、他後援会)
  • 見学会(青梅市のたましろの郷へ)
  • 街頭宣伝活動(年3回:亀有駅、新小岩駅、金町駅)

 

「たましろの郷」の財政支援のために:

  • 後援会の団体会員の加入
  • 後援会の個人会員の募集
  • 各支部でのカンパ
  • カレンダーや球根の購入とりまとめ
  • ウェルピアまつり(ボランティアまつり)でのバザー
  • 街頭宣伝活動(年3回:亀有駅、新小岩駅、金町駅)

 

その他、2007年に「たましろフェスタ in葛飾」(於:葛飾ろう学校)を主催しました。