■■ 手話関連の書籍を紹介します(管理人)■■

『わたしたちの手話 学習辞典Ⅰ』(改定版)

 (全日本ろうあ連盟出版局) 

手話の初学者が最初に手もとに置く辞典としてお薦め。3500語を50音と手形から調べることができ、この本1冊あれば当面足ります。2015年9月に改訂版が出ました。

『わたしたちの手話 学習辞典 Ⅱ』

 (全日本ろうあ連盟出版局) 

新しい手話(20102013)と上記では収録されていない日常用語・専門用語が3000語を選定されています。手もとで調べることが多い人にお薦め。

『はじめての手話』(改定新版)

 (木村晴美・市田泰弘)

副題が「初歩からやさしく学べる手話の本」とありますが、難しいです。が、ネイティブから1回でも日本手話の手ほどきを受けた人には「へ〜」のはず。文法解説は有用(だが難読)。

『はじめての手話』初歩からやさしく学べる手話の本

 (木村晴美・市田泰弘)

改定新版が出ていますが、こちらの方が二色刷りでかつイラストも大きく、非手指動作(nmm)など細部がわかりやすい。手ごろな入門書。

〈文法が基礎からわかる〉『日本手話のしくみ』

 (岡典栄・赤堀仁美)

コンパクトに日本手話の文法がまとまっている。動画のURLあり。初学者が講習会などで目にした用語を引いて調べるハンドブックとして手もとに置いておくとよいかも。

『日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎』

 (松岡和美)

聾者が手話”言語学„を、言語学者が”手話„言語学を学ぶための入門書。同内容の手話CD付き。言語学の言葉で手話を語る際の整理に役立つ。若手研究者が育って色々教えて欲しい。

『デフ・ヴォイス-法廷の手話通訳士』(文庫版)

 (丸山正樹)

推理小説としては物足りない。既知の事実と言説の引用が多いからだ。しかし、主人公に身を置き、あるべき手話通訳者像を考えるのも悪くない。悶々とする内容も。

『手のことば-聾者の一家族の物語』(再刊)

 (ハナ・グリーン、佐伯わか子・笠原嘉訳)

文体が読みにくく、読んだ後、やるせなさを感じるかも。ヒアリングの世界を怖れていた時代、言葉の力の豊かさを、言葉がない貧しさが際立たせる。間に立つコーダの苦悩の描写も。


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